2025大阪万博テーマ事業館 いのちの遊び場 クラゲ館
- クライアント
- 株式会社フジタ
- 業務内容
- 「創造の木」の木材配置パターン検討、3Dモデル
- 業務期間
- 2023
- 国
- 日本
- 所在地
- 大阪府大阪市
- 用途
- パビリオン
- 設計
- 基本設計:小堀哲夫建築設計事務所 実施設計:株式会社フジタ
- 施工
- 株式会社フジタ
- オーナー
- 大和ハウス工業株式会社
2025年大阪・関西万博のテーマ事業館パビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」において、中央から屋根全体に放射状に広がる「創造の木」の木材配置パターンの検討と、生産設計レベルの精度の高い3Dモデルの作成を実施設計段階で担当しました。
基本設計モデルでは、粘菌をモチーフとしたランダムな木材配置が示されていましたが、施工の実現性を確保することが大きな課題でした。そこで、意匠上の条件と施工上の制約条件、それぞれを整理し、長さを規格化した角材の利用、クランプ位置の確定、誤差を加味する接合方法などの条件を反映し、配置の密度感を達成させるアルゴリズムをつくり、3Dモデルでの検討を重ねました。
同時にプログラムを用いて干渉チェックも行い、約5,300本の木材、約3,200個のクランプ、トラス、これら干渉を修正し、実施設計段階ながら、生産設計レベルの高い精度のモデルを実現しました。
これら一連のプロセスを、クライアントとの密な連携で進められたことで、設計コンセプトを維持しつつ、施工段階での確実な実現性を確保でき、プロジェクトの成功に貢献しました。










