EXPO2025パナソニックグループパビリオン「ノモの国」

クライアント
三和ファサード・ラボ株式会社
業務内容
曲線モジュールによるファサードの3Dモデル
業務期間
2022 - 2023
日本
所在地
大阪府大阪市
用途
パビリオン
設計
永山祐子建築設計
施工
株式会社大林組
オーナー
パナソニック ホールディングス株式会社

2025年大阪・関西万博におけるパナソニックグループパビリオン「ノモの国」のファサードにおいて、意匠段階での部分的な検討支援および、生産設計モデルの作成を担当しました。
ファサードを構成する曲線モジュールの「バタフライ」について形状の合理化を行い、曲線形状、パイプ径、ジョイント方向の違いを組み合わせた、計133種類のパイプ部品で構成されたモジュールの3Dモデルを作成しました。これらの形状、サイズを考慮しながら配置し、モジュール同士を接続するバンドジョイントの位置調整やクリアランスの確認を行うことで、生産設計段階に必要な精度の高い3Dモデルを実現しました。
また、モジュールの品番や配置情報、金物の種類など多岐にわたる情報を正確にモデルへ反映するため、必要な情報をExcelで一元管理し、それを基にモデルを作成する自動化プログラムを組みました。ファサード全体のベースとなるグリッド、バタフライ、バンドジョイント、膜といった各要素のモデル作成、および配置をExcelと連携して自動化することで、設計変更への柔軟な対応、情報整理の効率化、管理性の向上を実現しました。